石丸伸二 再生の道 参院選 教育投資

石丸伸二 再生の道 参院選 教育投資

石丸伸二氏と玉木雄一郎氏による対談(by ReHaQ)を見た。その中で石丸伸二氏は再生の道が参院選にも候補者を出すが、国政に関しては明確に政策を打ち出す、それは教育投資である、と語った。その具体策としては、ブロードリスニングで決めたい、ということである。ブロードリスニングとは、ネット空間に転がっている膨大な情報群の中からAIがテーマを絞り込んで必要かつ有用な情報を取り出し、それを基に人間が判断を行う、というものだ。

従って、自分も勝手に考えた案をネット空間に放出し、それが拡散されることによってブロードリスニングの対象となり、いずれはそれが実現されることを期待したい。本日の話はすでに一度配信したことのある内容だが、何度でもネット空間に向けて発信すれば、それが再編集されたり、パクられたりしながらより多くの情報になって、それがブロードリスニングの手法で政治家や行政に取り込まれることによって実現の方向に向かう、という未来が訪れるのではないかと思っている。

まず自分が推奨したい教育投資は、授業のデジタル化だ。特に英語と数学は、生徒各自の能力差が激し過ぎて、何十人もの生徒を相手にひとりの教師が授業を行う、という方式には無理がある。ゆえに、デジタル教室と全公立高校の生徒が取り組むべき教育コンテンツを用意すべきである。そうして、AI先生と生徒が1対1(1 on 1)で向き合う環境をつくるべきだ。コンテンツは、例えば144段階くらいにレベル分けされていて、小学校5年生レベルから大学院修士課程修了レベルまでに細分化するのが望ましい。

そうすれば、公立高校の全生徒の中で自分より上位のレベルに何人おり、下位のレベルに何人いるかが分かって、自分の能力を把握しやすい。また、どこの高校でも同じ教育内容が保証されるので、無理に難関校を目指す必要が減る。さらに、ボクは都立高校の英語はこのレベル、数学はあのレベルと到達したレベルを客観的に示すことも容易になる。

二番目の教育投資は、まず高校を二種に分けることからはじめる。普通科は大学で専門教育を受けたい人材のための基礎教養課程なので、専門教育を目指す生徒のためのものであり、それは全生徒の3分の1程度であれば良い。つまり偏差値55以上の生徒だけを集める目的で、全高校のうち3分の1を普通科にすれば足りる。それ以外は総合科とする。

総合科については、各校が独自の専門教科を設けることになるが、そのための教員は現場で働く一般人とするため、教員資格が必要、という制限は撤廃する。その上で、地元の産業界から、銀行員、大工、漁師、エンジニアなど現場のバリバリの人材を期限付きの教員とする。行政分野からは警察官、消防官、自衛官、税務署員、刑務官、議会議員など公共の世界で働く人々が教える。それ以外に、プロ・スポーツ選手、芸能人など、およそ日本を動かしているあらゆるリアルな現場の人々を高校教育の現場に送り込みたい。

英語・数学についてはAIやITなどのデジタル投資が、総合科の尖った専門科目については一般社会からの人材による投資が、将来を担う高校生を教育する、という大きな目的のために動員されるべきである、と考えている。

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