会見場に現れ、報道陣に一礼した地域政党・再生の道の石丸伸二代表。
自身に浮上している公職選挙法違反疑惑を改めて否定しました。
石丸伸二氏:
(担当者は)人件費という名目は(見積書に)あるけど、その中身実態を伴わないものだから変えてもいいというふうに(担当者は)認識していた。もし当人が人件費を払うつもりで言ったとしたら、それは違法行為ですけども、それは選対本部としても許容していないですし、(担当者も)そのつもりはないと言われています。
疑惑の発端は、石丸氏が立候補し得票数で2位と健闘した2024年の東京都知事選挙です。
投開票日直前の集会をライブ配信した制作会社に石丸陣営が人件費を含む約100万円を支払った公職選挙法違反の疑いが浮上。
2月10日には、市民団体により東京地検に告発状が提出されたのです。
21日の会見で、石丸氏は当時の経緯を次のように説明しました。
石丸伸二氏:
(制作会社の)K氏は97万7000円の見積もりを提出してくださってます。その(見積書の)中に人件費があるので、これはダメだと(判断が出て)(制作会社側に)その旨が伝わっています。(その後)人件費が入っていない見積書が提出されました。
石丸氏が言う、改めて提出された見積書の金額が人件費を含む見積書と同じだった点については…。
石丸伸二氏:
97.7万円で前回と金額変わらないが、内容が変わってますという報告を受けたら、おっしゃるとおりの疑問を我々も持ちますので、そうなってはいないということは、この時点では、そういう認識は持てなかったということ。
業界の慣習などにより、そもそも見積書がざっくりしたもので、人件費は含まれていない認識だったという説明です。
一方で、自身の関与については改めて否定しました。
石丸伸二氏:
(集会は)私の発案でやろうというものではなかったので、私の意思はそこにはそもそもなかった。
21日の会見後、都知事選の際に石丸陣営の選対責任者を務めた藤川晋之助氏が、「イット!」の取材に応じました。
藤川晋之助氏:
(当時)「そんなの選挙違反にもなりがちだからやめたほうがいいよ」と申し上げた時に、(制作会社と交渉した)Tさんの態度というか、「いやいや、もうこれは決めてあります」みたいな、少し強気みたいなところがあったので、えって思ったんだけども。
今回の疑惑について藤川氏は、「公職選挙法違反に当たるかどうかは司法の判断に任せるしかない」としています。
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