石丸伸二氏が新党『再生の道』を結成 MXスタジオで直撃質問

石丸伸二氏が新党『再生の道』を結成 MXスタジオで直撃質問

2024年の東京都知事選挙に立候補した広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二さんが、新たな地域政党『再生の道』の発足を発表しました。1月15日午前、東京・港区で会見を開いた石丸さんは「改善・改革・変革、いろいろな言葉はあるが、日本をよみがえらせる意味で『再生』と名付けた」と説明しました。都知事選後の動きが注目されていた石丸さんは、再び「石丸旋風」を巻き起こすことができるのでしょうか。

2024年の都知事選に立候補した石丸さんは「一極集中の是正」「教育への投資」を掲げておよそ165万票を獲得し、小池知事に次ぐ票を集めました。都知事選では「政治屋の一掃。仕事をするふりをして一向に成果を上げない政治屋を一掃したい」などと既存の政治勢力への批判もしてSNSを駆使するネット選挙を展開し、無党派層を取り込んできました。

1月15日の会見で石丸さんは、2025年夏の東京都議会議員選挙で全42選挙区で候補者を擁立する方針を示した一方で、統一の政策は出さずに「各候補に任せる」という独自の戦略を打ち出しました。これについてTOKYO MXの記者が「地域政党・都議会の会派として果たしていく政策のイメージがつかないが、地域政党として都民に何を還元していきたいのか」と問うと、石丸さんは「党として実現する政策はここでは出さない」「党としては各人の良識、判断能力に任せたい」としました。

<「玉木さんと相談したい」国民民主党との連携は?>

15日の会見で石丸さんは、都議選に向けた動向が注目される国民民主党との連携についても言及しました。

石丸さんは「これから玉木さんに相談したい。これは私の肌感覚だが、恐らく(自分の)新党と国民民主党は支持層が結構重なっていると思うので、そこはうまくすみ分けというか、協力と言うと言い過ぎかもしれないが、話はできるのでは」と語りました。

一方、石丸さんの会見後、記者の取材に応じた国民民主党の玉木代表(役職停止中)は「政策もまだ出していない。全体像が分からない。今の時点でわれわれとしては、どういう形になるのか判断するのは難しい。既存の政治を変えていこうという大きな方向性については同じ思いのところもあるのかなと思うが、きょう発表した中身では全体像がよく分からないので、もう少し推移を見定めたい」と話し、今後の動向を見定めたいと述べるにとどめました。

<都議会議員“上限2期8年”に街の人は?>

6月の都議選に向けて候補者を擁立しようという『再生の道』の綱領として、石丸さんは任期について「2期8年を上限とする多選の制限」を掲げています。この“都議会議員は2期8年まで”という上限について、街からは「最初はやる気があって一生懸命やっていた人も、最後はちょっと…と思うことがある。任期の上限はあった方がいいと思う」(60代・学校職員)、「2期8年は長いんじゃないか。長くても6年でしょうね」(70代・無職)、「地元の人や高齢の人が多いので、安心して入れられるのなら、長期でも信頼できる人なら期限を設けなくていいと思う」(50代・自営業)などさまざまな声が聞かれました。

注目される石丸さんにTOKYO MX『堀潤Live Junction』のスタジオで、気になる地域政党の全容について話を聞きました。動画でご覧ください。

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