不倫問題はあくまで“追い打ち”?自民・立民・財務省による「玉木包囲網」が張られていると、TBSスペシャルコメンテーターの星浩氏が解説。103万円の壁の議論はどうなるのでしょうか。
■不倫問題が“追い打ち”となるのか…記者から質問相次ぐ
11日、自身の不倫報道を認めた国民民主党の玉木代表。
会見司会者
「代表のプライベートに関する件につきましては昨日、皆さんとは記者会見でお話させていただいておりますので…」
12日の朝の会見、冒頭では不倫に関する質問をしないよう司会が釘をさしました。しかし…
ーー昨日の報道の件は聞くなと言われたが、この報道にあった女性とはもうお別れをしたか。会わないし、連絡も取らないのか?
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「相手の女性ですけども当然、今後関係が続くことはありませんが、やはり傷つけたことは事実ですので。最大限のケアをしていきたいということは思っています」
結局、不倫に関する質問が相次ぎました。約1時間の質疑応答のうち、不倫関連は20分程。次に多かったのが、いわゆる「103万円の壁」の引き上げなどについてです。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「国民の皆さんの、最も期待の高い103万円の基礎控除等の引き上げというところには、最重点の力点を置いて取り組んでまいりたい」
■自民・立憲・財務省が“玉木囲網”?どうなる「103万円の壁」
所得税の基礎控除を178万円に引き上げ「手取りを増やす」と訴え、衆院選で躍進した国民民主党でしたが…
TBSスペシャルコメンテーター 星浩 氏
「玉木さんを取り巻く環境が、ここ一日で大きく変わりましたね。玉木さんに対して全体の包囲網を敷いている最中だと思います」
玉木氏への包囲網とはどういうことなのか。玉木氏の不倫報道と総理指名選挙で持ち切りだった11日。実は衆院選後初めてとなる、石破総理と立憲民主党・野田代表との党首会談が行われました。
星浩 氏
「『103万円の壁』とか、中身については合意するわけではまだないですが、よく言われる石破・野田の馬が合うっていう感じがあったので、この話し合いを進めていこうじゃないかということになったんですね」
「103万円の壁」の議論の“旗振り役”だった玉木代表ですが、与党第一党と野党第一党が手を組むことで、蚊帳の外に追いやられる可能性があるといいます。さらに…
星浩 氏
「自民党の中にも立憲の中にも財政再建派がいますし、その後ろにはもちろん財務省がいて、財務省もその玉木さんのペースでどんどんどんどん歳出が増えていく、バラマキが続いていくっていうことに対する警戒心があります。自民党側も玉木さんに振り回されていたことに対する不満がありますし、立憲も『野党第一党はウチだ』と批判が燻っていた中に、不倫問題が発覚したから、急速に玉木さんに対する反発が表面化してきたと」
自民・立憲・財務省による“玉木包囲網”。「103万円の壁」の引き上げはどうなるのでしょうか。
星浩 氏
「自民党と立憲と財務省の中で内々に議論されているのは、103万円を178万円に一気に上げるのはどう見ても無理なので、少しずつ。最初は物価上昇に見合った113万円、その後、社会保険の壁の130万円にするとか、経過措置をとってあげていくのはどうだろうと」
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