「不適切にもほどがある」石丸市長 安芸高田市議会「議会だより」修正予算案を可決 議会と市長の溝深く…

「不適切にもほどがある」石丸市長 安芸高田市議会「議会だより」修正予算案を可決 議会と市長の溝深く…

安芸高田市議会の定例会は21日、最終日を迎え、来年度の当初予算案を巡り市長が計上しなかった『議会だより』の発行費を追加する議員提案の修正案を賛成多数で可決しました。

安芸高田市の議会広報紙『議会だより』を巡って、石丸伸二市長はこれまで「議会の議事録にない文言など虚偽の記載がある」と主張し、議会側に訂正を求めていましたが、これに応じなかったため来年度の予算計上を見送っていました。

議員から提案された修正案は『議会だより』を発行するために199万円余りを議会費として計上し、予算全体が増えないようにするため予備費を減額しています。

【石飛慶久議員】
「議会だよりの発行は議会としては具体的な政策の審議、審査過程などを市民に伝える重要な手段の一つであり当然必要」

採決に先立ち行われた討論では、議員1人が修正案に反対する意見を述べました。

【熊高昌三議員】
「一部議員の独善的な発信を正せない。そういった議会が真に自立した議会と言えるのでしょうか」

採決の結果、賛成13、反対1で議員提案の修正案は可決されました。

【石丸伸二市長】
「不適切にもほどがある。(議会だよりの)間違いをほったらかしにして正すための方策をとらず予算をつけてください、つけられるわけがない」

石丸市長は予算案の増額修正は「市長の予算提出の権限を侵害している」として予算案を再び議会で議論する『再議』を請求しました。
また閉会後、石丸市長は見解を聞くため全議員を応接室に呼びましたが、応じたのはわずか3人で、改めて議会と市長の間の溝の深さが浮き彫りとなりました。

<記者の目(若木記者)>
「再議」は議会の議決などに異義がある場合、市長が議会に対して審議と議決のやり直しを求めるもの。今回、石丸市長は「修正予算案の議決」は違法だとして「特別的拒否権」を主張。「特別的拒否権」は再議後も同じ結論に至った場合、県知事への申し立てができる。現状では再議しても同じ結論となる可能性が高く、来年度予算の執行への影響も懸念される。 *************************************
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