■家宅捜索を受け カメラの前で叫ぶ
ラフな格好に金髪、眼鏡姿。捜査員に囲まれて家宅捜索に立ち会った「煉獄コロアキ」こと、杉田一明容疑者(40)。カメラに向かって大声で叫ぶなど、全く悪びれる様子はありません。さらに、杉田容疑者は隠蔽工作を図っていたことが明らかになってきました。
■動画データ削除し“隠蔽工作”か
名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕された自称「私人逮捕系ユーチューバー」の煉獄コロアキこと、杉田一明容疑者。14日午前、捜査員に連れられて自宅の家宅捜索に立ち会いました。悪びれる様子のない杉田容疑者。警察署から出てくると、報道陣に向かって大きなあくびを見せます。車の中でも、待ち構える報道陣にアピールするかのように、またしても大あくびを見せます。
杉田容疑者は9月、18歳の女性に対して「チケットを転売している」などと言い掛かりを付け、その様子を動画共有サイトに投稿した名誉毀損の疑いが持たれています。警視庁によりますと、女性がチケットを転売しているかのように投稿をしていましたが、転売の事実はありませんでした。取り調べに対し、杉田容疑者は「はい、理解しました」と供述しています。
逮捕を受けて警視庁は今月14日朝、杉田容疑者の自宅に本人立ち会いのもと家宅捜索に入りました。杉田容疑者は動画を投稿した数日後にスマートフォンに保存していた動画データを削除していたということです。杉田容疑者は煉獄コロアキと名乗り、「私人逮捕」をうたって複数の動画をSNSに投稿していました。1分にわたって追い掛け回したり…。
杉田容疑者は「私人逮捕」を主張しています。これは逮捕権を持たない一般人が、逮捕状がなくても犯罪の容疑者を「現行犯」で取り押さえること。法律で認められていますが、私人逮捕動画の問題点について専門家はこう指摘します。
大澤孝征弁護士:「元々、権限のないものに逮捕権限を認めたというのは犯行が誰の目にも明らかだというのが前提になる。転売かはっきり分からないので、これは適用されないのが原則だと思う。それを社会に拡散しているのであれば名誉毀損にもなる」
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