国会を欠席し続けているガーシー参議院議員について、懲罰委員会は「除名」処分とする懲罰案を可決しました。14日の委員会ではガーシー議員の弁明書が読み上げられました。
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14日午前、参議院・懲罰委員会で全会一致で可決されたのは“最も重い処分”でした。
懲罰委員会 鈴木宗男委員長
「議員ガーシー君を国会法第122条第4号により、除名すべきものと決定しました」
参議院の懲罰委員会は政治家女子48党のガーシー議員に除名処分を科すことを決めました。
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2022年7月に初当選を果たしたガーシー議員。
「国会で寝ているおっさん議員、全員たたき起こしますから」と意気込んでいましたが、滞在先のドバイから日本に帰ってくることはなく、国会に出席することは一度もありませんでした。そのため、3月8日には「議場での陳謝」が求められていましたが、「陳謝動画」を提出したのみで出席しませんでした。
14日に改めて懲罰委員会が開かれ、“重い処分”が検討されることになったのです。代理として弁明書を読み上げたのが、48党の浜田参議院議員です。
政治家女子48党 浜田聡議員
「万が一、当職が除名後、今後の選挙で当選した場合、また国家賠償請求訴訟の判決によって…」
懲罰委員会 鈴木委員長
「時間がちょっと伸びておりますので、手短にしっかりとポイントついて発言をしてください」
政治家女子48党 浜田聡議員
「時間制限がないと聞いていたんですけど…」
ただ、その弁明は10分ほど続き、鈴木委員長が制止する場面もありました。
浜田議員が読み上げたガーシー議員の弁明
「もし今回、除名というペナルティーを科せられるのなら、私も票を入れてくれた有権者に謝罪しますが、あなた方も私に票を入れた有権者に謝罪をしてください。それが筋だと思います」
その後、懲罰委員会は“職責を果たす意思がみられない”などとしてガーシー議員の除名処分を全会一致で可決しました。
懲罰委員会 鈴木宗男委員長
「国会議員としてふさわしいかどうか、国民の皆さんがご判断していただけると思っています」
除名処分は15日の参議院本会議で正式に決まる見通しで、ガーシー議員は国会議員の資格を失うことになります。国会議員の除名は1951年以来、72年ぶりのことです。
(2023年3月14日放送「news every.」より)
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