「ねつ造でなければ議員辞職も」 放送法めぐる“内部文書”に高市氏

「ねつ造でなければ議員辞職も」 放送法めぐる“内部文書”に高市氏

高市経済安保担当相は、参議院の予算委員会で、野党側が示した安倍政権時代の放送法の政府解釈をめぐる内部文書とされる資料について、「ねつ造文書だ」としたうえで、文書がねつ造でなければ、議員辞職する考えを示した。

立憲民主党・小西洋之参院議員「仮にこれがねつ造の文書じゃなければ、大臣、そして議員を辞職することでよろしいですね」

高市経済安保相「結構ですよ、私はこのようなことは言っていません」

立憲民主党の小西参議院議員が入手・公表したのは、放送法が定める「政治的公平」の解釈などについて、安倍政権下の2014年から2015年にかけて、官邸と総務省の間で行われたとするやりとりを記録した内部文書とされる資料。

この中では、当時の安倍首相や総務相を務めていた高市氏の発言とされる記述もあった。

3日の委員会では、この資料について、立憲民主党が追及したのに対し、高市大臣は「文書の信ぴょう性について大いに疑問を持っている」としたうえで、「もしも私と安倍総理(当時)の電話の内容が、そのような文書に残ってるとしたら、私の電話に盗聴器でもついてるんでしょうか。全くそれはねつ造文書だと私は考えております」と述べた。

さらに高市大臣は、文書がねつ造でなければ、議員辞職する考えを示した。

また松本総務相は、「事実に基づいての記録か確認できない」などとして、今後も文書の精査を続ける方針を示した。

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